Act For Japan! 意思表示をしよう!

放射能は要らねえ 牛乳を飲みたい
それでもTVは言ってる「日本の原発は安全です」
原子力は要らねえ 危ねえ

(忌野清志郎)
原発周辺の住民が被曝し、原発作業者が被曝し、ホウレンソウや牛乳、水道水からも安全基準を上回る放射性物質が検出された。しかし、政府は「避難範囲に変更はない」「ただちに健康に影響が出るレベルではない」と繰り返すばかりでもはや集団催眠の領域だ。


福島第一原発が安定しない限り日々続くのであり、目に見えない放射性物質を吸い込んでしまえば体内被曝が積み重なっていく…そして30年後に何が待ち受けているのか。そんなことはわかっている。

黒煙の上がった3号機からは猛毒プルトニウムが飛散している恐れがあるが、東電は「プルトニウムは測定していないのでわからない」という。最も恐れている放射性物質なのに計測しようとしていない、そんなことがあるだろうか? 政府がうそくさい「安全宣言」を連呼しているうちに状況はみるみる悪化していく。

地震や津波は天災だ。しかし、原発事故は人災である。
そもそも原発を建設するということ自体が人災である。


<<想定外の大地震と大津波!?>>
今回の原発事故は、想定外の大地震と大津波が襲ったせいなのだろうか?
いや、想定外ではない。世界で起きたマグニチュード6以上の地震の約20%は、日本で起きているのだ。地震大国なのだ。


世界唯一の原爆被爆国であり、放射能の恐怖は身にしみているはずなのに、日本は世界第3位の原発大国。こんなに狭くて地震だらけの土地に54基の原発があり、さらには3基が建設中、11基が着工準備中だというから呆れる。

2011年3月26日、福島第一原発1号機は営業運転開始からちょうど40年を迎える。原発の設計は30〜40年の運転を想定されているそうだが、他にも全国18基が30年以上経過している。東海大地震が起きれば浜岡原発が危ないし、老朽化した敦賀原発や美浜原発だって恐ろしい。

福島第一原発の事故を受け、ヨーロッパでは反原発デモが数万人規模で起こっている。ドイツは17基ある原発のうち7基を停止し、スイスやイタリアも「国民の健康が最優先」と原発計画の凍結を決めた。では、日本は?

日本のエライ人たちの考えはこうだ。
日本経団連の米倉弘昌会長は16日、記者団に対し「(福島第一原発が)千年に1度の津波に耐えているのは素晴らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」と述べ、国と東京電力を擁護した。(北海道新聞 3月17日)
「原子力はぜひとも必要な電力という認識は変わっていないし、推進していく必要があると思う。(浜岡原発に新設予定の)6号機の計画をやめる考えは一切ない」(中部電力の水野明久社長、3月24日)
日本は政府も官僚も大手企業も原発推進の姿勢を崩していない。

電力会社、電機メーカー、電気自動車を開発中の自動車メーカーも全てメディアの大口広告主。(そもそも日本に原発を導入した原子力委員会初代委員長は、読売新聞オーナーの正力松太郎だった。)メディアが原発推進論者ばかりなのもうなづける。



東京新聞の「国内の原発はどうすべきか」という世論調査では「運転しながら安全対策を強化していく」と答えた人が56.2%。
あのような惨状を目の当たりにしながら、なんて傲慢なんだろう。本当にそれでいいと思っているのか?
原発は事故を起こさなくても、原発労働者は被曝せざるをえない。誰かが犠牲になってはじめて得られる豊かさは、真の豊かさではない。

福島原発は首都圏のための電力だ。
福島は被害者であり、
首都圏で電力を浪費してきた私達は加害者だ。


猛暑でもスーツ着用できるほどの過剰なクーラー、冬でもアイスを楽しめるほどの過剰な暖房、夜でも明るいネオンに街灯、24時間利用できるコンビニや自動販売機、便利な電化製品、私達の“豊かな都市生活”は、地方の犠牲の上に成り立ってきた。

<<原発を止めるなら、江戸時代に戻ることになる!?>>
計画停電によって、「原発がないと、停電になってしまってこんなに不便なんだ」と思い込む人が多い。本当にそうなのだろうか、原発を止めると電気がなくなってしまう? いやそんなことはない。電力の原発依存度は30%であり、火力発電でバックアップすることも可能なのだから。
たとえば2003年に全ての原発を一時停止したことがあったが、その際には停電は起きていない。いま現在首都圏で計画停電せざるをえないのは、原発だけでなく、29か所の火力発電所なども地震で停止してしまったからだ。火力発電所が復旧すれば、現在のような極端な電力不足は解消される。

日本における原発による電力供給量は全体の30%にすぎない。2009年の10電力会社の合計年間総発電量は957TWh。そのうち原子力発電による発電量はその29%にあたる278TWh。
もし原発をとめたら、
総発電量957TWh − 278TWh =679TWh
これは1985年の総発電量584TWhよりも多い。

1985年当時の電力消費量におさえれば
原発を全て止めてもやっていけると専門家も分析している。

チェルノブイリがきっかけでソ連が崩壊し、スリーマイルはアメリカの新規原発建設を止めた。
福島第一原発事故で、日本は何を学ぶのか、どう変わるのか?
既得権益を持つ者たちは変化を求めないだろう。
私達が変わらなければ、変わらない!

Pray For Japan? 
いや、祈ったってこの惨状は変わらない!
Act For Japan! 意思表示をしよう!

(2011年3月25日 )
mariko
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